目次
この記事では、そんな疑問を解決します。
この記事のライター
- 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
- 建設・不動産業界でキャリア14年目
- 不動産ディベロッパー建築部門チーフ
- 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか
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現在売り手市場と言われる建設業界ですが20代の施工管理の年収は本当に上がっていますか?
私は自分の年収は労働に見合っているのかいつも気になっていました。
実は高年収の施工管理をしたいなら、規模の大きいゼネコンの方が圧倒的に有利です。
何故なら、年収が上がっているのは準大手以上のゼネコンばかりだから。
中堅以下のゼネコンや20代などの若手の年収は実は上がっていません。
つまり、準大手以上でないと労働量と年収額が見合うことはないというです。
年収低い、割りに合わないと感じている20代の方には有益な内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事で分かること
- 20代・30代施工管理の平均年収
- 大手ゼネコンの平均年収
- ディベロッパーの平均年収
こんな方におすすめ
- 施工管理の平均年収を知りたい
- 大手はどれくらい高年収か知りたい
- 他の職種はどれくらいの年収か知りたい
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20代施工管理の年収
各サイトで算出されている20代施工管理の平均年収を足し合わせると、20代施工管理の平均年収は351万でした。
- 就活の未来では20代前半:283.5万、20代後半369.3万
- 転職会議では20代前半:349万、20代後半:444万
- まいにちdodaでは20代全体:373万
- 平均年収.jpでは20代前半:285万、20代後半:355万
という結果で、サイト毎に大きな差がありました。
20代施工管理でも年収を上げるチャンスはある
結論として、それなりに規模のあるゼネコンに転職すれば20代の施工管理でも年収アップのチャンスはあります。
大手は高年収
調べた結果やはり大手・準大手の年収は非常に高いです。
こちらの記事でも紹介されている通り、従業員数500人以上のゼネコンの平均月給は60万を超えています。
建設業の月給は全産業平均を抜き「42.4万円」に、労働時間は7.8時間長い【勤労統計】
つまり、年収換算すると720万は超えている計算になります。
全国の平均年収が約420万と言われるのに対して、かなり高い年収です。
また、清水建設の年収は967万円!年齢別・役職別年収や大手ゼネコンとの年収を比較によると、清水建設は20代でも760万まで年収は伸びるようです。
実際、付き合いのある準大手ゼネコンの20代の施工管理職も6年目で700万程の年収だそうです。
つまり、20代施工管理で高い年収を稼ぐなら、規模の大きいゼネコンへ転職すべきですね。
中堅クラスでは仕事がキツい
私の場合は中堅クラスのゼネコンにいましたが、労働量と年収額は全く釣り合ってませんでした。
その内容については施工管理とは?仕事の実態と年収公開|元所長・現ディベ社員の本音 で公開していますが、辞めていく人は多いです。
また、中堅でも1000万クラスの年収を稼げるゼネコンもあるようですが、一人で現場を回せる実力は必須。
そして、一人で現場を回すのは経験上激務です。
参考【最新版】施工管理の激務は軽減されている?本当かどうかを解説
30代で年収は上がるのか
結論としては、上がり幅は期待以下です。
各サイトの30代施工管理の平均年収は430万でした。
ほぼ全国平均並みで
- 就活の未来では30代前半で425.5万、30代後半で466.3万
- 転職会議では30代全体で501万
- 平均年収.jpでは30代全体で290万~445万
- 建設業界ニュースでは30代前半で426.1万、30代後半で457.6万
という結果でした。
これらと比べるとやはり大手は高年収です。
清水建設は30代前半で800万、30代後半で950万。
全国平均のほぼ倍以上という結果です。
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施工管理を辞めるという選択もある
ここまで年収に差があると、不公平感は否めないと思います。
もしあなたが労働量と年収額の不釣合いに不満を持っているのであれば、施工管理を辞めるという選択肢もありだと思います。
実は年収を求めるのであれば施工管理でなくても、ディベロッパーであれば年収900万は稼げますし、時間に余裕のある管理会社や公務員などで副業をすることで稼ぐことも可能です。
参考「施工管理はやめとけ」は信じていいのか|元20代所長が実態を解説
不動産ディベロッパーの実際の年収は?
では関連職種である、不動産ディベロッパーの年収はいくらくらいなのか。
当然、企業規模にもよりますが、私の所属する会社の目安をご紹介します。
年齢 | 年収 |
20代 | 300万~600万 |
30代 | 600万~1000万 |
40代 | 1000万~1500万 |
幅はありますが、事実これが目安です。
かつ残業時間も施工管理時代の約1/5程度です。
施工管理でもホワイトな職種もある
年収ではなく、ワークライフバランスが整えばいいのに、と思う方もいると思います。
実は施工管理職でもワークライフバランスが整う職種もあります。
それはマンション改修の施工管理です。
詳細は施工管理でもホワイトな企業はこの業種!建設業界13年目社員が公開 でも紹介していますが、今後も伸びると予想される業界なので、おすすめです。
しがみつくのは逆にリスク
今のこの時代で会社にしがみつくのはただのリスクでしかありません。
なぜなら、年収は低い、労働時間も長い、将来も年収は上がる保障はない、そもそも会社が生き残れるかも分からない。
そんな中でひとつの会社の価値観や業務に忙殺されているのは、自分という資本のムダ使いだからです。
強い意志や目的を持って今の会社にいるのであれば話は別ですが、施工管理職や今の会社に疑問を抱いているのなら、その場に留まっていては単なる時間と労力の浪費です。
20代~30代前半のうちに如何に自分に投資をしておくかでその後の年収は変わりますので、まずは動いてみることを強くおすすめします。
20代施工管理の年収まとめ
私の経験上、時間が経てば経つほど動きづらくなるので、行動は早目のほうが良いです。
[st_af name="miidas-nenshuu"]や[st_af name="doda-heikinnenshuu"]で 自分の市場価値を計るも良し。
[st_af name="tenshokukaigi"]で企業の口コミを確認するのも良し。
まずは動いてみて、自分の仕事の量や、年収が他と比べてどうなのか?を知ることから始めるのをおすすめします。
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【元所長が解説】大手ゼネコン(施工管理)の仕事内容は?年収やハウスメーカーとの違い
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