目次
「僕らはSNSでモノを買う」という本を見つけたけど、買う価値ありそう?
こんな疑問にお答えします。
この記事では
- 「僕らはSNSでモノを買う」は買うに値するかを紹介します。
- 読まなくても内容が分かるようにカンタンに解説していきます。
- この本を「ブログ収益化に活かす」ための観点でも解説します。
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この本の内容をザックリ言うと
- 近しい人の口コミが一番売れる
- 宣伝するのでなく、拡散してもらうのが効果的
- 自然に発生した口コミから購入のサイクルは生まれる
- そのためにはコンテンツから作る
- コンテンツの作り方のコツは「狭く深く」
- マーケティングは全体のバランスを俯瞰する
この本は「SNSマーケティングの本質」と「攻略法」が学べるマーケティング初心者は必読の本でした。
ブログを収益化するヒントも沢山書かれていますので、
- どんな記事を書いて
- どう集客して
- どう購買に結びつけるか
など戦略を立てられるようにもなります。
SNSマーケティングの考え方を学びたい方はぜひ参考にしてください。
こんな方におすすめ
- SNSマーケティングを学びたい人
- SNSからの集客と購買を目指している人
- ブログを始める・始めた人
「僕らはSNSでモノを買う」評判
まずはザックリこの本の評判をご紹介します。
「僕らはSNSでモノを買う」
今の世の中、知らず知らずのうちにSNSが私たちの購買行動に影響を及ばしていることが改めて認識できました。その上でどういう風に商品やサービスを、コンテンツを通して訴求していくか学ぶことができる本です。マーケに興味のある方は是非。 pic.twitter.com/LZx7nwKDpp
— ぺん | デジタルマーケティング (@penguinEtoeic) May 9, 2020
https://twitter.com/ngsmyuk9kgm/status/1260031565192589314
僕らはSNSでモノを買うを拝読していて印象に残ったのが、メディア作りには「誰のどんな悩みを解決するのか」という観点が必要ということ。
これって、何かを作るってことは誰かに価値を与えることを考える必要があるってこと。
何やるにしても意識したいところだなー— シュウヘイ=コモリ (@syuupiyon95) May 8, 2020
マーケティングに興味のある方も、無い方も、マーケティングの「気付き」を与えてくれる良書ですね。
著者紹介|飯髙悠太氏
ウェブマーケター。
広告代理店勤務を経て、100社以上のコンサルティングを経験。
メディア運営におけるコンテンツマーケティングと、SNSマーケティングの第一人者。
- 前職は、企業のWebマーケティング担当者のためのメディア「ferret」の創刊ライター。
- 現在はSNSマーケティングの支援事業を行う株式会社ホットリンクCMO。
つまりはWeb・SNSマーケティングのプロフェッショナルの方です。
8/29発売の初書籍のタイトルとカバー画像公開!発売までに少しづつ内容も公開していきますのでぜひ!!
8/29初書籍出版!タイトルは「僕らはSNSでモノを買う」 #ウルサス本|Yuta Iitaka @yutaiitaka|note(ノート) https://t.co/flWA977p4A
— いいたかゆうた | yuta iitaka (@yutaiitaka) August 19, 2019
「僕らはSNSでモノを買う」概要
本書の用語を控えて概要を本当にザックリ紹介すると以下のような内容です。
※目次では無いです。
- 第1部
- SNSでモノが売れる仕組み
- SEOや広告はユーザーに届かない
- 「口コミ」が大事
- 「口コミ」が大事な理由
- 代わりに拡散してもらうのが大事
- SNSマーケティングで有効なのはTwiter
- SNS時代は「口コミ」が商品購入のスタート
- 商品の購入サイクルを回すポイント
- 第2部
- コンテンツマーケティングの重要性
- コンテンツマーケティングの主旨
- コンテンツは狭く深く
- コンテンツの分析方法
- マーケティングの考え方
「SNSでモノを買う行動」は意外と誰もが経験していること。
逆に、SNSでモノを買わせる行動も意外と身近にある。
そんな発見から、「SNSマーケティングの仕組みと重要なポイント」「その実践方法」までをわかりやすく解説してくれている本です。
「僕らはSNSでモノを買う」要約
ではここから本書を要約して紹介していきます。
覚えておきたい大事な3つの用語
本書ではSNSマーケティングに重要なポイントとなる概念を3つの用語で紹介しています。
内容を理解するために必要な用語ですので、それぞれご説明します。
UGC(ユージーシー)
UGC(User Generated Contents)は、直訳すると「ユーザーが作ったコンテンツ」で、「ユーザーが自分の意思でSNSやWebに投稿したもの」を指します。
カンタンに言うと、
- 食べログのレビュー
- Amazonの商品レビュー
- Twitterへの口コミ投稿
- インスタの旅行地の写真
- ブログの記事
などです。
特にSNSでのUGCは「拡散力」という点で圧倒的に強い。
ULSSAS(ウルサス)
ULSSASは購買プロセスの考え方を指します。
ULSSASとは
- UGC(ユーザーが作ったコンテンツ)
- Like(いいね)
- Search1(SNSで検索)
- Search2(Web検索)
- Action(行動・購買)
- Spread(拡散)
何が重要かと言うと、UGCがスタートになっていること。
具体的な例としては、
ULSSASの例
- 誰かの投稿を見て(UGC)
- 良いと思ったら(Like)
- タグで商品やお店を特定して(Search1)
- Webで口コミを調べて(Search2)
- それから購入・予約をする(Action)
- 良かったら同じように自分も投稿する(Spread)
スモール・ストロング・タイの法則
信頼性の高いユーザーのつながりから生まれる購買行動のこと。
SNSの使い方には種類があって、
- プライベートでつながる(~50人)
- 人間関係の構築でつながる(~300人)
- 興味や趣味でつながる(300人以上)
このなかでおすすめの情報を聞いて、購買行動をしやすいつながりは、①のプライベートなつながりです。
これを「小さく・強い・つながり」=「スモール・ストロング・タイの法則」と言っています。
第1部の要約
ではカンタンにこの1部の内容を要約してお伝えします。
こちらは主にTwitter運用に応用できる内容でした。
とても勉強になりますのでご参考に。
SNSで物が売れる仕組み
SNSの投稿で口コミを見て、情報を仕入れて、調べて、購入する。
実はこの行動はSNSが起点となって購買行動につながっている。
それがSNSで物が売れる仕組みです。
最近はこれが主流。
SEOや広告はユーザーに届いていない
これまでのやり方ではユーザーに届かないし、非効率な時代になっている。
その理由は4つ。
- 自発的に検索したユーザーにしか届かない
- リスティング広告の単価は上昇中
- Webページ数は130兆もある
- Web広告プラットフォーム(GoogleやFacebook)の変動に対応するのが大変
だから99.9%の情報はユーザーに届かないとされている。
つまり、これまでの方法では消耗するだけということです。
そこでUGCが大事になる
そこでUGCの考え方が大事になります。
情報のあふれた今でも、近しい人の情報はちゃんと届くし行動につながりやすい。
これは企業とのつながりがあってはダメ。それは広告。
あくまで、自発的におすすめするような口コミなど(UGC)が大事。
このUGCはSNS上だと拡散されやすいので、購買行動を促す情報をユーザーへ届けるには最適です。
代わりに拡散してもらうのが大事
情報を届けるには、UGCを自分の代わりに拡散してくれるコアなユーザーを獲得することが大事。
UGCを拡散してもらって、その情報を受けたユーザーが行動し、そのユーザーがまた自身のUGCを発信してくれる。
この流れの方が自身で拡散するよりずっとユーザーに届きます。
ユーザーが拡散しやすい企画を考える
なので拡散しやすい企画があると爆発的に伸びます。
例はPaypayの100億円キャンペーン。思わずつぶやきたくなるキャンペーンでした。
今後はULSSASが大事
これまでの話の流れはすべてULSSASの考え方を前提にしています。
今後はULSSASがより主流になる。
ULSSASはUGCがスタートなので、まずはUGCを発生させることを考えましょう。
UGCを発生させる仕掛け
では具体的にどんなことをするとUGCが発生しやすいか。
- 宣伝感のない拡散したくなるような投稿
- ユーザー参加型コンテンツ
- ユーザーのUGC投稿を拾って拡散
お菓子屋さんのシャトレーゼが良い例になっています。
つながるユーザーの質を高めるとULSSASは回る
つながるユーザーの質を高めることが大事です。
スモール・ストロング・タイの法則でつながるユーザーは、購買行動につながりやすい。
また、よく拡散してくれるユーザー(ツイート数が多いなど)もUGCを生産して拡散してくれやすい。
この両方を持っているユーザーを獲得できると、ULSSASは回ります。
第2部の要約
ではここから第2部をカンタンに要約します。
こちらは主にブログの収益化に応用できる内容でした。
コンテンツマーケティングの重要性
UGCを発生させるためのキッカケ作りがコンテンツマーケティングです。
ブログやInsta投稿でコンテンツを作成し、それを拡散してもらう。
これがコンテンツマーケティングの考え方。
なのでコンテンツマーケティングでUGCを発生させるには必ずコンテンツが必要です。
コンテンツを作ることが第一歩。
コンテンツマーケティングが注目される理由
コンテンツマーケティングは潜在顧客にアプローチできる手段なので近年注目されています。
ちなみに、SEOやリスティング広告では潜在顧客にアプローチできません。
またコンテンツマーケティングは、商品購入のある顧客の育成と購入直前の顧客の後押しの役割もあります。
コンテンツマーケティングの主旨
コンテンツマーケティングは「間接的なコンバージョン」を促すための施策です。
コンテンツをリスティング広告と同じように捉えると、コンテンツの方向性はずれるので、コンテンツの目標を明確にしておきましょう。
コンテンツ制作に必要なこと
コンテンツの制作にあたって必要なことは以下です。
- ミッションとユーザー設定
- 誰の、どんな悩みを、どうのような方法で解決するのかを明確にする
- 「誰」を具体的に設定する(ペルソナ設定)
- コンテンツは、「狭く深い」モノを目指す
- コンテンツは量も質も大事
- コンテンツごとの目的を明確にして制作する
- ユーザーがそのとき必要としている情報を提供することを目指す(カスタマージャーニー)
コンテンツの分析はどうするか
分析の方法は「コンテンツごとに考えましょう。」
ミッション、コンテンツの目的に沿った数字や指標があります。
仮説を立てて、検証して、実行することが重要です。
マーケティングに一番重要な考え方
マーケティングに一番必要な考え方は、「全体最適でモノを見る」です。
つまりどれもバランスよくやって最適解を見つけましょうということです。
「SNS」「コンテンツ」「SEO」「広告」など各項目をそれぞれ同じ指標で評価しては上手く行きません。
全部ひっくるめてどうか、という総合力の見方が必要です。
ブログ収益化の視点で読むべき「僕らはSNSでモノを買う」の章
私が読んで重要だと思ったポイントをご紹介します。
本書の見出しを記載しておくので、この章だけでも読めばかなり勉強になります。
ブログ集客に役立つ章【第1部】
- 4章:UGCはなぜ大事
- 5章:最終ゴールはフォロワーを増やすこと?
- 9章:SNS時代の購買はULSSASになる
- 10章:スモール・ストロング・タイの法則
- 11章:UGCを発生させる仕掛け
ブログ作成に役立つ章【第2部】
- 1章:UGCが発生しないときこそコンテンツマーケティング
- 2章:どうしてコンテンツマーケティングが注目されているの?
- 4章:誰のどんな悩みを解決するの?
- 5章:ユーザーはどんな人?
- 6章:メディアは量なのか、質なのか?
- 9章:マーケターにとって一番大事な考え方
「僕らはSNSでモノを買う」まとめ
この本は初心者であればあるほど、有用な本です。
また、ブログを始める・始めている人は必読の本でした。
ブログで上手く行くためにはこの本の内容を理解していないと難しそうです。
買って損は絶対しない本なのでぜひ手に取ってみてください。
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