目次
- 24歳
- 新卒2年目
- 職種は大工
- 転職経験なし
新卒で第一希望の大工の企業に就職。
倍率50倍の大手企業にも負けない人気企業に就職するも、あまりの仕事の厳しさに消耗。
「何?そのルール、意味ある?」と企業独特の上下関係や、仕事に費やす時間の多さに疑問を抱きつつも、「逃げちゃダメだ。」と仕事を続けていました。
人事に会社の体制への不満を話すも、取り合ってもらえず退職を決意しました。
この記事でわかること
新卒で希望の会社に就職しても、そこで働いてて良いのか疑問を持つことは多いですよね。
私がこれまでに4社で働いて思ったのは、「外の世界を知らないと、新卒で入った会社が正解かどうかは絶対に分からない」ということ。
つまり、疑問は他の仕事をしたり、他の企業で働かない限り解決しない。
だから、新卒1年目や2年目で転職したいと思うのは間違いじゃないです。
その疑問は結局、
激務の施工管理に転職して、
超絶ホワイトな三菱系デベに転職して、
さらに大手の高給企業に転職して初めて解決されました。
そこでこの記事では、私が実際に新卒2年目に勢いで退職した経験を踏まえて解説していきます。
こんな方におすすめ
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- 1年や2年で辞めてしまって大丈夫なのか心配
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新卒2年目で転職したいと思った理由
正直なことを言うと、転職したいと思った理由は「挫折した」ということです。
当時は大工として一人前になった時点で、次の仕事へ転職することを当初は考えていました。
しかしあまりに職人の世界は厳しく、かつ年収も240万円と友人達と比較しても低年収で、コンプレックスを抱いていました。
また他の産業と比較して、建設業の理不尽さと就労条件の不平等感から、「建設業界は割りに合わない!」と思い出したのがキッカケでした。
次々と辞めていく同期
新卒時の会社はテレビでも特集が組まれるほど人気だった企業でしたが、辞めていく新卒もかなり多かったです。
私の入社年はリーマンショック直撃の就職氷河期。
その時代に50人もの新卒社員が入社し、私が辞める1年半までの間に、すでに24人が辞めていました。
「辞めるやつは仕事がデキナイやつ」とのレッテルが社内で貼られるのはもはや常識。
皆不満を持ちつつも、「デキナイやつ」のレッテルは貼られたくない一心で、仕事を続けている状況でした。
いつまでも帰れない先輩の退社待ち
特に疑問を持ったのが、先輩が変えるまで帰れない会社の風土。
その理由は、自分のキャリアのためには資格の勉強などの時間も欲しかったからです。
当時から、会社任せのキャリアは積みたくないと考えていましたし、自己投資の時間は取りたいと考えていました。
そんな中で、仕事が終わっているのに先輩の愚痴や雑談が終わり、「帰っていいぞ」と言われるまで帰れない。
皆、不満はありつつも帰らない。さらには帰らないで先輩の雑談に混ざって時間を過ごすやつが「仕事がデキル」人間として評価される。
そんな企業風土に大いに疑問と不満を溜めていました。
社内での評価が自分の価値と感じてしまうワナ
このような環境にいると、私のように下手にプライドの高い人は身動きが取れなくなります。
「仕事がデキナイ」やつと評価されるのに抵抗を感じて、社内で「仕事がデキル」やつとして評価されるための行動を取らなければと焦ります。
しかし、「仕事がデキル」やつのための行動に価値を見出せないため、「仕事がデキル」やつになり切れない。
こんな葛藤がありました。
ここに新卒ならではの、『狭い世界で物事を判断してしまうワナ』があり、自分で自分を追い込んで、身動きが取れなくなってしまっていました。
同級生と会うたびに焦りと不安
一応高校は進学校に通っていた私の友人は皆優秀でした。
国内大手保険会社に勤めたり、有名私立高校の教師、大手人材会社、中には世界一周に行っていたりとキャリアは多種多様。
そんな中で、
「自分はなぜココで働いているんだ?」
「自分のキャリアにプラスの時間なのか?」
「このままこの会社で働き続けて大丈夫なのか?」
と焦りと不安が大きくなっていきました。
我慢の限界で人事へ提言
何もせずに我慢しているのも限界で、いよいよ本社の人事に申し入れをしました。
私が所属していたのは支社の部署。
本社に申し入れれば、支社の体制の改善、もしくは配置換えを行ってくれるかもしれないと期待を込めました。
「無駄な時間を過ごす風土をどうにかして欲しい」
結果は玉砕。
「まずは3年働いてからモノを言え」
当然といえば当然なんですが、この人事部長の言葉はかなり効きました。
そう感じた瞬間でした。
転職先も決めずに退職
会社も配置も変わらない。
この事実を突きつけられて、この会社で働くモチベーションが完全に打ち砕かれた私はすぐに退職を決意しました。
- 建設業では二度と働かない。
- 自分の時間の使い方は自分で決める。
この2つを心に決めました。
そして、人事に退職願を提出するも、全く引き止められることも無く、すんなりと退職。
実家へ逃げ帰り、晴れてニートになりました。
これが25歳になる直前。
社会の厳しさを知った年です。
新卒2年目で転職したいと思ったのは間違いではなかった
その後、私は33歳になるまでに転職を3回経験し、年収は当時の4倍(960万円)までになり、妻と子と『ゆとり』を持った生活をしています。
もし、新卒で就職した会社に疑問を持っているなら、まずは今を変える行動してみることをおすすめします。
その会社の雰囲気に呑まれて『狭い世界』に縛られてしまうのは、あなたの人生の浪費です。
もし同じように感じているなら、ぜひ気持ちを切り替えて、あなたの人生を有意義に使う選択をして欲しいと思います。
自分で選択したことなら、何事も前向きに取り組めますよ。
新卒2年目で「転職したい」は自分の考えが甘いの?|まとめ
この記事の内容を要約します。
この記事の要約
- 会社の雰囲気に呑まれていた
- 友人に会うたびに焦りを感じていた
- 我慢できずに退職を決意
- 結論としては当時の判断は正解だった
- 新卒で感じる疑問はあながち間違ってない
周りの環境に縛られて行動しないより、
自分の感じたことを信じて行動していきましょう。
次のエピソード>>第二新卒の未経験転職は厳しかった!|元施工管理の転職エピソード02
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