施工管理の転職ノウハウ

施工管理はやばい!の本質を知らないと間違える|建設業界は変わる?

「施工管理はやばい」の本質を間違えるな

施工管理の仕事は本気でやばい?

未経験で始めようか考えてるけど、大丈夫なの?

そんな悩みにお答えします。

 

 

実際、施工管理の仕事量はやばいですよね。一般サラリーマンの2倍3倍働かないと終わりません。

 

しかし、実は建設の中小は実績を残しやすいし、施工管理で身に付くスキルは建設技術だけではないと私は思っています。

 

私は中小の建設会社で施工管理を6年続け、所長として現場を持ったあとに転職しました。

 

私の経験を元に、施工管理の何がヤバイのかご紹介します。

 

この記事のポイント

  • 辞めるなら2年以内

  • 3年やってたら5年まで続けた方が良い

こんな方におすすめ

  • 施工管理がやばくて辞めたい
  • 施工管理の将来がどうなるか知りたい
  • 施工管理だけど将来のキャリアをどうするか悩んでいる

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施工管理がやばいと思う本質はここ

施工管理の業務量は本当に膨大でやばいですよね。

 

また就労環境も同じく、帰れない。休めない。理不尽。板挟み。仕事の割に低い年収。

 

色々と苦しいのですが、私が本当に施工管理がやばいと思う本質は別にあります。

 

10年経っても生活は変わらない

大事な部分は、10年経っても施工管理の就労状況は変わらないだろうということです。

 

何故かと言うと、業界の仕組みとこれまでの慣習が足を引っ張るからです。

 

具体的には、まず発注者はなるべくコストを抑えて発注したい。

 

受注者側は仕事を請けたい

 

受注者は競合がある場合、価格や工期を圧縮して仕事を取りに来ます

 

さらにこれまでの慣習で建設業の休みは日曜のみだったのでそれが基準になります。

 

日建連から2021年には4週8休の御触れが出ていますが、実態は仕事が欲しいゼネコンは休みを見込みません。

 

発注者もゼネコンが言うなら断る理由はないので圧縮工期で契約します。

 

結果、施工管理の休みは削られます。

 

さらに現在はオリンピック需要で施工者側に有利な状況ですが、5年後はどうでしょう。

 

特需はなくなり、建設発注は冷え込みます

 

すると施工者は仕事の受注に注力し、より発注者に有利な条件で(価格と工期を圧縮して)契約するようになります

 

このような仕組みは、業界全体の仕組みが変わらない限り良くなることは無いと思います。

 

参考【最新版】施工管理の激務は軽減されている?本当かどうかを解説

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業界が変革したら施工管理は淘汰される

では業界全体が変わったらいかがでしょうか?

 

業界全体が変わるということはかなり大きな変革です。

 

発注の仕組みが変わるような大事ですし、場合によっては建設TECHや5Gの導入で、建設と言う業界全体が変革するような大きな動きがあるかもしれません。

 

そのとき、施工管理という仕事はどうなるでしょうか?

 

ひとつ考えられるのは、この大きな変革に適応した技術力やスキルを持っていないと、時代遅れの技術屋になってしまいかねないと言うことです。

 

例えばBIMとAR技術の応用で、施工図と現場の整合検査を行ったり、5G通信で現場にいなくとも建設重機や施工機材を動かして施工するなんてこともありえると思います。

 

そのような状況で、施工管理がどのように働けるか。

 

ARって?5G通信?建設に関係あるの?では時代に取り残され、施工管理の市場価値は下がり続けることになりかねません。

 

しかし、だからと言って施工管理として生き残るために今からやるべきことは正直分からないのが正直なところ。

 

それは、業界がどう変わるのか分からないからです。

 

ですから、変わらないと生活も変わりませんが、変わったらこれまでのキャリアの価値が下がる可能性もある。

 

私が施工管理はやばいと思う本質はここにあります。

 

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施工管理の成長は大手より中小の方が断然早い

施工管理の仕事は中小では成長できないと言うような意見もありますが、私はそうは思いません。

 

中小は雑用ばかりは言い訳

よく目にするのは、中小では人手不足で施工管理職も現場の雑作業を行っているため、本来の業務が出来ない。すなわち成長できないというもの。

 

これはマネジメント能力が不足しているからで、決して中小だからではありません。

 

大手でも段取りが悪ければ自分で動く、もしくは雑工を入れてお金で解決する、など何かしらのコストはかかります。

 

当然私も段取り不足で失敗したときは自分で作業をしていました。

 

ですから、雑用で本業が出来なくならないように、仕事の段取りをしなければならない。

 

それが他人の仕事であっても。それがマネジメントです。

 

これは大手も中小も差はありません。

 

中小の方が成長は遥かに早い

中小は大手に比べて権限を渡されるのが早いため、実力は中小の方が遥かに早く成長します。

 

決裁権のある金額が違うにしろ、やれることは断然中小の方が早く、多くなります。

 

大手:請負3億・主任・主担当下層階のみ

中小:請負3億・所長経験あり

決裁金額は同じでも施工管理の市場価値は断然所長の方が高いです。

 

ですから、もしこれから施工管理を始めるなら、実績を伴って辞める前提で中小に行くべきだと思います。

 

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成長した後ならホワイトな転職も可能

施工管理として成長すれば、ホワイトな企業への転職も可能になります。

なぜなら、施工管理は人材不足で施工管理スキルは需要が高いからです。

具体的な転職先は以下で紹介しているので、参考にしてみてください。

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施工管理辞めるなら2年以内

もし施工管理を辞めるなら早い方が良いと思います。

 

その理由をご説明します。

 

他業界に行くなら新卒と同じ

施工管理を辞めて異業種へ転職するとします。

 

全くの未経験、畑違いの業界であれば、施工管理の経験はリセット。

新卒と同じ0からのスタートです。

 

社会人経験などと言うアドバンテージは無いに等しいと思います。

 

それは単にその会社内だけの評価であって、自分のキャリアの積み上げにはなっていないからです。

 

積み上げを捨てるなら少ない方がいい

キャリアの積み上げは自分の資産です

 

参考【保存版】キャリア形成はなぜ必要?|転職に必要な考え方と3つのポイント

 

資産が多い人は市場で高値で取引されます。

 

資産のない人は、企業の使いっぱしりと同じです。

 

積み上げがない、資産がない人材は安く買い叩かれ、任せられる仕事も少ない

 

するとなかなかキャリアも年収も積み上がらないという悪循環に陥ります。

 

ですから、積み上げを0にして心機一転新しいキャリアを積み始めたいのであれば、早い方が良いです。

 

 

施工管理続けるなら5年が節目

もし3年以上続けている場合は、5年を目安に転職の戦略を立てると良いです。

 

その理由を以下でご説明します。

 

5年積み上げれば価値は高まる

3年では足りない積み上げも、5年間あれば相当の知識とスキルが積み上がります。

 

実際、私も3年目では大した仕事は出来ませんでした。

 

しかし、5年目では所長代理とも言える業務をこなしていました。

 

この差は転職市場での価値も実力も、差は歴然です。

 

事実、施工管理の仕事は3年目~5年目で伸び代が大きいと言われます。

 

5年で出来るだけ積み上げる

施工管理を辞めるなら、若いうちに実績を作って、自分を高く売ってキャリアチェンジするのが得策です。

 

私は施工管理をステップアップにしてディベロッパーへ転職しました。

 

そのためには出来るだけ早く実績を残す。

 

5年という節目を設定したら、その期間で出来るだけ積み上げを作っておくことをおすすめします。

 

でないと、自分を高く売るタイミングを逃すことになりかねません。

 

ですから、いつでも施工管理を辞められるように、5年で実績を残すことにコミットしましょう。

 

私の5年越しの転職戦略についてはこちらでも紹介していますので、ご興味があれば覗いてみてください。

 

市場価値を高めて次のステップ

結論からすると、施工管理は今もやばいし、将来もやばいと思います。

 

施工管理でプロ中のプロになる自信が無ければ、出来るだけ高値で売って、他職種で上積みを増やした方が効率が良いと思います。

 

 

自分の市場価値を高めるための戦略については、こちらの記事も参考にしてください。

参考施工管理職が自分の市場価値を高めて転職を有利にする5つの方法

 

読んで頂くと分かりますが、施工管理は成長するスピードが極端に早く出来る職種なので、転職するなら他業界の仕事よりアドバンテージがあります。

 

おわりに

施工管理は仕事も生活もやばいですよね。

 

しかし、その生活が飲み込めないのなら、それ以上にキャリア戦略がやばいと思います。

 

この記事が、今一度キャリアを描き直してみるきっかけになれば幸いです。

 

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