目次
転職エージェント経由で書類落ちした企業に、直接応募しても大丈夫ですか?
こんな疑問にお答えします。
【本記事の内容】
- 直接応募は可能か?
- 直接応募の方が良い場合
- 転職エージェント経由で書類落ちする理由
- 正しい直接応募の方法
- 直接応募の注意点
この記事で、転職のモヤモヤが解消できるようになります。
転職エージェント経由で書類落ちしても、企業のホームページから直接応募している求職者は多くいます。
しかし、『書類落ちした理由』や『直接応募の注意点』などを知らないと、再度お見送りとなる可能性は高まってしまいます。
この記事を読めば、正しい直接応募の方法が分かり、希望の会社の選考に再挑戦できるようになりますので、ぜひ参考にしてください!
こんな方におすすめ
- 諦めきれない企業がある
- 転職エージェントに不信感を持ち始めている
転職エージェント経由で落ちた求人でも直接応募はできる
転職エージェント経由で書類落ちした企業へ、直接応募することは可能です。
ただし、直接応募して書類選考に通るか通らないかは、転職エージェント経由で書類落ちする2つのパターン次第です。
ここでは、転職エージェント経由で応募した場合の2つの書類落ちパターンをご紹介します。
- 企業での書類選考で落ちているパターン
- 転職エージェント内の書類選考で落ちているパターン
①企業での書類選考で落ちているパターン
これは、転職エージェントから企業へ応募書類が提出され、応募企業内の書類選考で落ちているパターンです。
この場合は、直接応募をしても再度お見送りになる可能性は高いです。
なぜなら、1度落ちた求職者を再度書類選考して採用するケースはほぼ無いからです。
②転職エージェント内の書類選考で落ちているパターン
これは、企業に提出される前に転職エージェント内でふるいにかけられ、「企業に応募できていない」パターンです。
こちらのパターンは、直接応募して内定を獲得できる可能性があります。
企業へ応募するための手段を変えることで、書類選考のテーブルに乗せることができます。
内定の可能性を出来るかぎり高めるなら、直接応募ではなく、別の転職エージェントからの「推薦」をもらって企業に応募する方が良いです。
転職エージェントで社内選考をする理由
転職エージェント内で書類選考をしている理由は、「転職エージェントの評価のため」と「企業側の負担を軽減するため」です。
まず、転職エージェントは、求職者の転職支援を行う担当者(CA)と、企業の採用支援行う担当者(RA)がいます。
※CA(キャリアアドバイザー):求職者の立場に立って、希望の求人を求職者に紹介する
※RA(リクルーティングアドバイザー):企業の立場に立って、求める人材を企業に紹介する
転職エージェント経由の応募の流れは、「あなた→CA→RA→企業」となっており、RAは企業へ求職者を紹介する前に求職者のふるいかけをします。
ふるいかけとは「企業の採用基準のチェック」です。
転職エージェント(RA)がこのふるいかけをしない場合、企業の採用担当者が選考をすることになり、転職エージェント(RA)の評価は下がってしまいます。
つまり、転職エージェント(RA)は自分の評価を下げないために、転職エージェント内の書類選考で一定の求職者を落としています。
この転職エージェント内の書類選考で落ちているのであれば、他の応募方法で内定を獲得できるチャンスがあるので、担当の転職エージェント(CA)に「社内選考で落ちたのか、企業の書類選考で落ちたのか」問い合わせてみましょう。
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転職エージェント経由より直接応募の方が良いという噂の真相
結論から言うと、「直接応募の方が採用されやすい」ということはありません。
直接応募の方が良いと言われる理由は、以下の2点です。
- 採用コストが低い
- 入社意欲をアピールできる
しかし、いずれも直接応募のほうが採用されやすい理由にはなりません。
採用コストが低い
確かに、採用コストは直接応募の方が低く抑えられます。
転職エージェント経由の場合は紹介料を転職エージェントに支払うことになり、採用年収の30%ほどのコストが追加でかかるからです。
しかし、採用側では直接応募・転職エージェント経由の求職者を比較して「直接応募者の方がコストが低いから、直接応募者を採用しよう」という判断はしません。
採用時の短期的コストよりも、自社に合った必要な人材かどうかの方が重要視されますので、直接応募が採用されやすいという理由にはなりません。
入社意欲をアピールできる
直接応募の方が入社意欲をアピールできると考える理由は、企業サイトを見て応募しているから。と考える求職者はいるようですが、直接応募のほうが「入社意欲が高い」と判断する採用担当者はいません。
採用担当者が見ているのは、自社に合う人物か、スキルがあるか、入社後のミスマッチがないか、という採用にあたっての本質的な面です。
仮に入社意欲をアピールできたとしても、それだけで直接応募のほうが書類選考で有利になることはありません。
転職エージェント経由で書類落ちした企業へ直接応募する2つの方法
希望の企業へ直接応募する方法は2つあります。
- 企業の採用ホームページから応募
- 転職サイトから応募
①企業の採用ホームページから応募
直接応募する場合は、まずは企業のホームページを確認しましょう。
採用ホームページを設けている場合や、求人情報を出している場合は、直接応募が可能です。
企業に直接連絡が入るため、ミスが無いよう細心の注意が必要になります。
②転職サイトから応募
転職サイトからの応募も実は直接応募とほぼ同じです。
転職サイトは企業が求人を掲載しているだけで、連絡先は企業の担当者であることが多いからです。
企業ホームページに求人の掲載が無い場合は、転職サイトでも検索してみましょう。
直接応募する際に気をつけておきたいこと
直接応募する際に気をつけておきたいことを2点紹介します。
直接応募しても落ちる可能性は高い
転職エージェント内の書類選考で落ちている場合、現状のまま企業へ応募しても落ちる可能性は依然高いままです。
それは、転職エージェントが客観的に見て、企業の選考に進めても内定を獲得できないと判断したからです。
応募書類の修正等の対策は必須になります。
転職エージェントのサポートがない
直接応募の場合はキャリアアドバイザーの書類添削やアドバイスなしで、自力で選考を進めていくことになります。
自力で選考を進める際のデメリットは以下の3点です。
- 転職エージェントから企業へのプッシュがない
- 企業向けの対策を練れない
- 面接後のフォローもない
直接応募は覚悟を持って臨みましょう。
直接応募よりも内定を獲得しやすい再応募の方法
転職エージェント経由で書類落ちした場合に、直接応募よりも内定を獲得しやすい再応募の方法は、「両面型の転職エージェントの利用」です。
両面型の転職エージェントとは、CA(転職者側)とRA(企業側)を1人の担当者が兼任している転職エージェントです。
※RAとCAが分かれているのは"分業型"
両面型の転職エージェントでは、エージェント内での書類選考は行われませんし、入社の意向や熱意を直接企業へ伝えることが可能です。
その上、希望する企業の内情や実務の状況を教えてもらい、書類作成や面接対策のサポートまでしてもらえます。
自分ひとりで直接応募するより、遥かに有利な再応募の方法です。
両面型と分業型の転職エージェントは以下。
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転職エージェント経由で書類落ちの企業に再応募するときのポイント
転職エージェント経由で書類落ちした企業に再度応募するときのポイントは、「職務経歴書を魅力的に修正すること」です。
なぜなら、企業の採用担当者は職務経歴書の出来を重要視しているからです。
職務経歴書は、自分の職歴を根拠に、求人のポジションで貢献できることを表現しなければなりません。
書類選考に通らないときの対処方法は以下の記事も参考にしてください。
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企業の選考で落ちたけど諦められない場合
転職エージェントに確認して、企業の書類選考で落ちていることが分かったけど、それでも諦められない場合は少し長期的な視点を持つと良いです。
なぜならキャリアを積めば、希望の企業からスカウトがかかる可能性もあるからです。
具体的には、希望企業のポジションに必要とされるスキルセットと経験を得るために、別の企業に転職をするなどです。
経験と実績があれば、今よりも内定を獲得できる可能性は高まります。
もし、今の転職エージェントに不満があるのであれば、長期的なキャリア設計をしてくれる転職エージェントを探してみても良いかもしれません。
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転職エージェント経由で書類落ちした企業への直接応募のコツ|まとめ
転職エージェント内で書類落ちしていれば、直接応募で選考に進める可能性もあります。
しかし、直接応募は内定までのハードルが非常に高いため、内定の確率を上げたいのであれば、両面型の転職エージェントを利用してみましょう。
\ JACリクルートメント /
※登録時の職務経歴はおおまかでもOK。
- 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
- 建設・不動産業界でキャリア14年目
- 不動産ディベロッパー建築部門主任
- 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか
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よこてん
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