目次
転職エージェントの紹介求人に応募しているのに、書類選考に通らないです。 なぜでしょうか? 原因と対策を知りたいです。
こんな疑問にお答えします。
【本記事の内容】
- 書類選考の通過率
- 書類選考に通らない理由
- 書類選考で見られるポイント
- 書類選考を通るための対策
- 書類選考のウラ話
この記事で、転職のモヤモヤが解消できるようになります。
転職エージェントを利用していても、書類選考が通らず思うように転職活動が進まない人は多くいます。
それは、9つの理由が影響しているからです。
実は、この理由を知って対策をするだけで書類選考の通過率は改善できます。
この記事では、転職エージェント経由でも書類選考に通らない場合のよくある理由と対策を紹介します。
記事を最後まで読めば、書類選考に通過するコツがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- 転職したいのに思うように進まない
- 転職エージェントに不信感を持ち始めている
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転職エージェント経由の書類選考通過率
転職エージェント経由の書類選考通過率は一般的に30%程度と言われています。
(参考:マイナビエージェント、Axxis、type転職エージェント、ミイダス、ハタラクティブ、doda)
転職エージェントを経由せずに応募する場合は30%よりも書類選考の通過率が落ちる傾向にあります。
その理由は、転職サイトからの応募よりも、転職エージェント経由の応募の方が通過率が高いからです。
そのため、転職エージェント経由でも書類選考が通らないことを理由に、自分で直接企業へ応募するのは、あまり得策ではありません。
転職エージェント経由でも書類選考に通らない9つの理由
転職エージェント経由でも書類選考に通らない理由は、主に以下の9つが考えられます。
- 職務経歴書を使いまわしている
- 職務経歴書が長すぎる
- 転職エージェントとのコミュニケーション不足
- 企業が求める人材とのズレ
- 応募書類の不備
- 年齢とスキルがマッチしていない
- 転職回数が多い
- 有名・人気企業ばかり応募している
- 転職理由・志望動機が不一致
①職務経歴書を使いまわしている
実は職務経歴書は応募する求人ごとに調整する必要があります。
なぜなら、募集しているポジションごとに求められているスキルや経験が異なるからです。
大変ではありますが、応募先の企業が求めている能力をアピールできるように、求人ごとに職務経歴書の内容を微調整しましょう。
②職務経歴書が長すぎる
職務経歴書が長すぎるのも、書類選考で通らない原因のひとつです。
なぜなら、企業の採用担当者は端的に自分の経歴をアピールできない人を敬遠する傾向にあるからです。
そもそも企業の採用担当者は多忙であることが多く、長ったらしい職務経歴書を見て「ビジネスの素養がない」と印象を持ってしまいます。
余計なことは書かず、多くても2ページ以内にはまとめましょう。
③転職エージェントとのコミュニケーション不足
意外と多いのは、転職エージェントの担当者としっかりコミュニケーションを取っていないケースです。
転職エージェントとのコミュニケーションが不足していると、書類選考が通らないことも増えます。
なぜなら、単純に転職エージェントの推薦付きで企業に応募できるチャンスが減るからです。
転職エージェントの推薦とは「この応募者は人間性もしっかりしていて、御社のポジションに適しているため、面接まで進めて欲しい」といった転職エージェントの推しのこと。
この転職エージェントの推薦があると企業は書類選考を通しやすくなりますので、転職エージェントとはよくコミュニケーションと取るようにしましょう。
④企業が求める人材とのズレ
企業が求める人材と応募書類の内容がズレている場合も書類選考は通りません。
書類選考を通るには、「求人のポジションで自分がどれだけその企業に貢献できるのか?」「その根拠は何か?」を履歴書と職務経歴書で表現する必要があります。
企業が求める人材とのズレをなくすためには、転職エージェントに求人募集の背景を確認し、自己PRで表現しましょう。
⑤応募書類の不備
応募書類に不備があると書類選考が通らない可能性は非常に高いです。
なぜなら、書類不備は実務でも直接現れるため、採用担当者に敬遠されるからです。
書類不備の例としては以下。
- 誤字脱字
- 行間がバラバラ
- 全体的に空白が多い
- など
提出する前に再度書類の確認をしましょう。
自分ひとりで仕上げるよりも、第三者に確認してもらった方が不備は減るので、家族や友人、転職エージェントに添削してもらいましょう。
⑥年齢とスキルセットがマッチしていない
中途採用は即戦力が求められていることが多く、年齢によって必要とされるスキルセットが定められていることもあります。
ポジションに関係なく、30代では実績が、40代では人材マネジメントの経験が求められていたりと、書類選考を通るためのハードルがあります。
年齢ごとに、どのような経験を職務経歴書に記載すべきかは、転職エージェントと相談するようにしましょう。
⑦転職回数が多い
転職回数が多い応募者は、書類選考が通らないことが増える傾向にあります。
その理由は、入社後の定着を不安に思われるためです。
特に短期間での転職の経験がある場合は、書類選考においてはハンデがあると考える必要があります。
このハンデをフォローするためには、転職エージェントを利用しましょう。
応募の際に、転職エージェントから「短期離職の経験はあるが、理由があり、今回の転職では定着できる人物と判断される」と申し送りをしてもらうと良いです。
⑧有名・人気企業ばかり応募している
有名企業や人気企業にしか応募をしていない場合は書類選考は通らないことが多くなります。
応募者の多い企業はその分、競争率も高くなり、難易度も上がります。
知っている、聞いたことのある企業ばかりに応募している場合は、応募先を見直してみましょう。
自分に合った優良企業を見つけるには、以下の記事も参考にしてください。
参考仕事で何がしたいか分からない人へ|5つの原因と適職を探す10の方法
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⑨転職理由・志望動機が不一致
転職理由と志望動機が論理的にバラバラだと書類選考は通りにくいです。
なぜなら、「前職で叶えられなかったことを応募企業で実現するために転職をする」のが本来のあり方だからです。
そのため、転職の転職理由・志望動機で理想的なのは、転職理由=志望動機となっていることです。
具体的には、「"応募する企業でしか実現できないこと”を求めて、前職を辞めて御社を志望している」と伝えられるよう、書類を作成しましょう。
転職エージェント内でも書類選考があることを知っておく
実は転職エージェント内でも書類選考はあります。
理由は、企業の負担を減らすためです。
1つの求人に対し、転職エージェントから何十通も応募があっては企業の採用担当者は選考しきれません。
そのため、応募の多い求人や企業に関しては、転職エージェントが書類選考を代行していることあります。
つまり、転職エージェント内で誰の応募書類を企業に送るかを選定しているのです。
応募の多い有名企業や、大手の転職エージェントを利用している場合、競争率が高く、ライバルに応募権を奪われている可能性もあります。
対策としては、
- 転職エージェントとは小まめに連絡を取る。
- 可能であれば、複数の転職エージェントを利用する
ことが重要です。
参考転職エージェント経由の書類選考が遅い9つの原因と3つの対処法
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書類選考で企業がチェックしている5つのポイント
書類選考の通過率を上げるためには、「企業がチェックしている5つのポイント」を把握することが重要です。
以下の4つを参考に応募書類を修正していきましょう。
- 職務経歴の内容
- 在籍期間と空白期間
- 志望動機・自己PR
- 年収と年齢
- 誤字脱字
①職務経歴書の内容
最も重要なのが、職務経歴書の内容です。
見られるポイントは主に以下。
- 募集するポジションに必要なスキルセットが備わっているか?
- そのスキルの根拠となる経験があるか?
- アピールしたい内容を簡潔に表現できているか?
職務経歴書を作成するにあたっては、これらを抑えておくことが重要です。
②在籍期間と空白期間
職歴に記載している在籍期間や離職中の空白期間は企業も必ずチェックするポイントです。
在籍期間が極端に短くなければよいですが、2年以内で転職していたり、離職して仕事をしていない期間がある場合は、企業側も敬遠します。
採用担当者が納得できる理由を準備しましょう。
③志望動機・自己PR
志望動機・自己PRは、自社で活躍してくれそうか、話を聞いてみたいと思えるか、を見ています。
意欲が薄く見える場合は書類選考も通らなくなるでしょう。
書類選考通過後の面接で必ず聞かれるので、しっかり自己分析をした上で、志望動機と自己PRを書くようにしましょう。
参考施工管理の志望動機の書き方|テンプレと例文で面接もOK【新卒・転職】
④年収と年齢
企業は応募者の年齢の場合、自社では年収がいくらになるか?を見ています。
自社基準の年収より低い年収の場合は、安く採用できるかもしれないと値踏みされるケースもあります。
参考第二新卒の未経験転職は厳しかった!|元施工管理の転職エピソード02
⑤写真・誤字脱字
写真と誤字脱字もチェックされるポイントです。
写真は清潔感があり、ビジネスマンにふさわしい印象であれば問題ありません。
誤字脱字はご法度です。しっかり確認しましょう。
転職エージェント経由の書類選考に通らないときの6つの対処法
転職エージェント経由でも書類選考が通らない場合、応募書類の対策方法は以下のようなものがあります。
1つずつ、実施できるものを実施していきましょう。
- 経歴書のフォーマットを見直す
- 求められるスキル・経験を調査する
- 具体的な数字を使う
- 転職エージェントの添削を受ける
- 担当者を変更してもらう
- 別の転職エージェントを利用する
①経歴書のフォーマットを見直す
なかなか書類選考が通らない場合、職務経歴書のフォーマットがあなたの職歴に合っていない可能性があります。
職務経歴書では、以下のポイントを見られていますので、これらを見やすく表現できるフォーマットに見直すと良いです。
- 募集するポジションに必要なスキルセットが備わっているか?
- そのスキルの根拠となる経験があるか?
- アピールしたい内容を簡潔に表現できているか?
職務経歴書のフォーマットは、形式別に分けると以下のものがあります。
「逆編年体フォーマット」 |
・直近のキャリアと実績から書く ・業務の習熟度を伝える |
最も一般的。迷ったらこちら。 |
逆編年体フォーマットのテンプレート▼ |
「編年体フォーマット」 |
・古い職歴から書く ・職歴が比較的短い |
キャリアステップの過程を伝えたい方向け |
編年体フォーマットのテンプレート▼ |
「キャリア型フォーマット」 |
・業務内容ごとに記載 ・入社後の業務が確定している場合 |
身につけたスキルを明確に伝えたい方向け |
キャリア型フォーマットのテンプレート▼ |
②求められるスキル・経験を調査する
企業から求められるスキル・経験を把握しましょう。
アピールすべきポイントを押さえていないと書類選考で通りません。
方法は、企業のホームページや採用サイトから、求める人物像や事業領域を読み込み、求人ポジションの業務を具体的にイメージすることです。
また、転職エージェントから情報を入手することも有力な方法です。
③具体的な数字を使う
職務経歴書では数字を使ってスキルや経験を表現しましょう。
なぜなら、数字がないアピールは書類選考では評価されないからです。
数字を使った表現としては、
「【向上利益】 30社とのネゴ交渉、総計500日の歩掛管理によって、利益率15%→20%へ5%UP(+1,500万円の向上)」
「【工期短縮】 週3回の職長Mtgを実施、工程短縮の調整を図り、工期15ヶ月→14ヶ月へ短縮」
などを記載すれば、"面接で話を聞いてみよう"という意識を持ってもらえるはずです。
④転職エージェントの書類添削を受ける
転職エージェントの書類添削を受けるのもおすすめです。
転職エージェントは、何千人もの応募者の職務経歴書を読んでいます。
また、企業の情報も保有しているため、添削を受けることで効率的に応募企業に合った職務経歴書の作成ができます。
ただし、エージェントも応募者を多数抱えて多忙のため、自分から依頼しないと対応してくれない場合もあります。
まずは担当者に問い合わせて、添削を依頼しましょう。
⑤担当者を変更してもらう
添削を依頼しても対応してもらえない場合、添削してもらったのに書類選考に通らない場合は、担当者の変更も検討しましょう。
あなたの書類選考が通らないのは、転職エージェントの担当アドバイザーがはずれだった可能性もあります。
以下の例を参考に、担当者本人にメールで伝えましょう。
いつも大変お世話になっております。
現在、○○様には大変丁寧にご対応頂いておりますが、
他の方のご意見も是非お伺いしたいと考えております。
勝手ではございますが、○○業界に詳しいアドバイザー
の方をご紹介いただければ幸いでございます。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
担当者本人へも連絡をしたくない場合は、転職エージェントの代表窓口へ連絡しても問題ありません。
⑥別の転職エージェントを利用する
最後は、別の転職エージェントを利用してみても良いかもしれません。
その理由は以下の2つが考えられるからです。
- 転職エージェントごとに保有する求人の質も数が違う
- 転職エージェントと企業とのコネクションの強さが違う
あなたに合った求人を紹介してもらえる可能性もありますし、企業はつながりの弱い転職エージェントより、つながりの強い転職エージェントが推薦する応募者を優先する事もあります。
書類選考にずっと通らなかった人が、別の転職エージェントを利用しただけで通過するようになるのは度々あることです。
今の転職エージェント経由でも書類選考になかなか通らない場合は、別の転職エージェントの利用も検討してみましょう。
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転職エージェント経由でも書類選考に通らない理由|まとめ
転職エージェント経由でも書類選考に通らないのは、高望みの可能性も否定できません。
しかし、通らない書類選考の理由を知って、きっちり対応ができれば、通過率は格段に上がるでしょう。。
- 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
- 建設・不動産業界でキャリア14年目
- 不動産ディベロッパー建築部門主任
- 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか
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有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316606)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ゼネラルリンクキャリアが運営しています。
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