目次
転職エージェントは転職の有力な支援手段の1つですが、仕組みやデメリット、賢い使い方について知らない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、転職エージェントを使い倒す方法について徹底解説し、転職エージェントで失敗しないためのポイントをお伝えします。
本記事を読むことで、信頼できるエージェントを見極められるようになり、転職エージェントで失敗しなくなります。
5分10分ほどで転職エージェントを使い倒せるようになるので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 転職エージェントの仕組み
- 転職エージェントの賢い使い方と流れ
- 信頼できる転職エージェントを見極める4つのポイント
- 転職エージェントで失敗する3パターン
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転職エージェントの賢い使い方と流れ
転職エージェントは求人紹介だけでなく、転職に関わる全てのフェーズを無料でサポートをしてくれるサービスです。
その上、無料でサービスを受けることができるので、転職希望者にとっては非常に有利なサービスとなっています。
転職活動の中で、賢く転職エージェントを使い倒すには①登録と②面談が重要になります。
実は、転職エージェントを賢く使い倒す一番のポイントは「信頼できる転職エージェントを見つけること」です。
信頼できる転職エージェントを見つけること
信頼できる転職エージェントを見つけるには、以下のステップがベストです。
関連転職エージェントの流れ|エージェントで転職を成功させる5つのコツ
転職エージェントとは
転職エージェントを利用するにあたっては、そもそもの転職エージェントのサービスやその仕組みを理解しておかないと、損する可能性があります。
例えば、
- 希望の求人を紹介してもらえない
- 思ったように転職活動が進まない
- 転職エージェントのデメリットばかり感じる
など
転職で失敗しないためにも、転職エージェントの基礎知識は把握しておきましょう。
転職活動を無料でサポートしてくれるサービス
転職エージェントは求職者の転職活動を無料でサポートしてくれるサービスです。
主なサポート内容は以下になります。
サービス内容
- 転職の相談
- 希望やスキルにマッチした求人紹介
- 応募書類作成・添削
- 面接の日程調整
- 面接対策
- 年収交渉
- 入社日の条件交渉など
また、転職エージェントの特徴は以下になります。
- 報酬は企業からもらう
- 報酬金額は転職者の年収の約3割
- 最大手はリクルートエージェントやマイナビエージェント
企業から成果報酬を得るビジネス
転職エージェントは企業から成果報酬を得るビジネスです。
求職者を転職させて初めて報酬が入る仕組みになっています。
そのため、転職エージェントは「できるだけ高い年収で」「できるだけ多く」求職者を転職させたいと考えていて、決してボランティアで転職相談に乗るわけではありません。
ここでは、転職エージェントの儲けは「求人年収」×「転職数」で決まるビジネスになっていることを覚えておきましょう。
- ビジネスとして転職者をサポートする
- ボランティアではない
転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリットには以下のようなものがあります。
転職エージェントのデメリット
- 転職を急かされることもある
- スキルの低いエージェントもいる
- 企業を紹介してもらえないこともある
- 転職意欲が低いと後回しにされることもある
- エージェントの都合で求人紹介されることもある
転職エージェントの中には、短時間で早く転職させたいと考えるエージェントもおり、転職を急かしたり、エージェントに都合の良い転職しやすい企業を紹介する、ダメなエージェントもいます。
また、登録しても転職できそうな企業が見当たらない場合、求人紹介をしてもらえないケースもあります。
転職エージェントのデメリットについては、よく理解して対策を講じていくことが重要です。
転職サイト・スカウトサイトとの違い
転職サイト、スカウトサイトとの違いは、転職のサポートがあるかないかです。
転職サイトの場合は、サイトに掲載されている求人に自ら応募し、企業との連絡や日程調整、面接対策から入社日交渉まで、すべて自分で行います。
また、スカウトサイトで企業からスカウトがあった場合も、転職サイト同様にすべて自分で転職活動を行います。
ただし、スカウトサイトに登録すると、転職エージェント(スカウトサイトでは”ヘッドハンター”と呼ばれます)からも連絡があります。この場合は転職エージェントのサービスを受けることが可能です。
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転職エージェントの賢い使い方~エージェントの比較のコツ~
転職エージェントには、リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの大手総合型の転職エージェントと、有名ではないけれど業界や職種に特化した特化型の転職エージェントの2種類があります。
大手と特化型の特徴の違い
実は、転職エージェントを賢く使い倒すキーとなるのは「特化型エージェント」です。
なぜなら、特化型エージェントは転職サポートの質が大手と比較して高いからです。
大手と中小の転職エージェントでは稼ぐための戦略が違うため、それぞれサービスに特徴を持たせています。
特徴はそれぞれ、大手総合型:”効率化が強くてサポートが薄い”、特化型:”サービス品質向上が強くサポートが手厚い”、といった特徴です。
大手総合型 | 特化型 | |
知名度 | 高い | 低い |
求人数 | 多い | 少ない |
サポート | 薄い | 手厚い |
例 | リクルートエージェントなど | RSGなど |
大手と特化型の特徴が違う理由
大手と特化型の特徴が違う理由は、儲け方が違うためです。
転職エージェントの儲けは「求人年収」×「転職数」で決まりますが、「転職数」を分解すると特徴が違う理由がわかります。
「転職数」=「登録者数」×「転職成功率」と分解することができます。
大手総合型は、求人数と「登録者数」を圧倒的に増やすことで、儲けを最大化する戦略をとっています。つまり、大手は大量の求人と大量の転職希望者を効率的にマッチングさせることがミッションです。
これに対し、中小特化型のエージェントは、「転職成功率」を高めることで、儲けを最大化する戦略を取っています。つまり、企業からは優良な高年収求人をもらえるよう営業に力を入れ、特化型は転職希望者への手厚いサポートで転職を成功させることがミッションです。
そのため、大手と中小特化型では特徴に違いが出ることになります。
大手と特化型の違い
- 大手は「登録者数」を増やす戦略
- 特化型は「転職成功率」を高める戦略
- 大手総合型エージェントは、効率化重視でサポートは薄い
- 特化型エージェントは、品質重視で求人の質、サポートの質が高い
転職エージェントの賢い使い方~信頼できるエージェントに絞るコツ~
信頼できるエージェントを絞るコツは、以下の4つがポイントになります。
①企業にマッチするかを考えてくれる
②対等な目線で会話ができる
③希望に合った求人紹介をしてくれる
④業界・志望企業に関する知識が深い
それぞれ具体的に説明していきます。
企業に合うかを考えてくれる
信頼できるエージェント担当者は転職希望者のマッチングをしっかり考慮してくれます。
これに対してダメなエージェントは人間性には触れず、職務経歴やスキルだけしかヒアリングしてくれません。
なぜなら、ダメなエージェントは「求人企業に転職できるかどうか」「転職させて報酬を得られるかどうか」そればかりを考えているからです。
信頼できるエージェントは転職希望者と求人企業が本当にマッチしているか、双方にとってWIN‐WINの関係になれるかを考えています。
対等な目線で会話ができる
信頼できるエージェント担当者は、ビジネスパートナーとして対等な目線でやり取りをしてくれます。
これに対し、ダメなエージェント担当者は、対等にやり取りができないケースが多いです。
例えば、初回面談から上から目線であったり、「それでは転職先はないので、こう考えましょう」など希望や考えを矯正しようとするような場合です。
これは、転職エージェントが転職させたい企業へ転職させて報酬を得ようとする行動なので要注意。
しっかり対等に会話ができることを確認しましょう。
希望に合った求人紹介ができる
信頼できるエージェント担当者は、希望に沿った求人をしっかり紹介してくれます。
それは、私たち転職希望者の人間性や希望をしっかりヒアリングしているから、私たちが応募したくなったり興味が湧く求人を紹介できます。
これに対し、ダメなエージェントはスキルや経験だけを見て、希望していないような職種を大量に紹介してきたりします。
これは、私たちの希望を無視して、転職エージェントの都合で転職させようとしているからです。
特に、希望にマッチしない求人を大量に送ってくるエージェントは使わない方が良いでしょう。
業界・志望企業に関する知識が深い
当たり前ですが、信頼できる転職エージェントの担当者は、志望する業界や企業に関する知識が非常に深いです。
例えば、志望企業は業界の中でどんなポジションなのか、志望企業が求人募集している背景は何か、社内の労働環境はどうか、面接には誰が出てくるか、どんな質問をされるのか、面接官の性格や評価の傾向まで、信頼できるエージェントはありとあらゆる情報を知っています。
ダメなエージェントは、こちらが知っている業界の情報も知らないことも多いです。
知識の深いエージェント担当者と転職活動を進めれば、確実に希望の企業を見つけて転職成功率も高まるので、しっかり見極めましょう。
転職エージェントを賢く使い倒す手順
では転職エージェントを使い倒す具体的な手順をご紹介します。
この手順に沿って進めていけば、転職エージェントを上手く利用して転職出来るはずです。
step
1大手1社特化型2社に登録して面談まで進める
まずは大手1社、特化型2社に登録して面談してみましょう。
登録自体はたった3分ほどで完了します。登録が終わるとすぐに電話などで連絡があり、電話やリモート面談の予定調整を行います。
step
2初回面談で転職の軸と業務経験を伝える
面談の日程を調整したら、各転職エージェントの初回面談であなた自身の希望を率直に伝えましょう。
その上で業務経験も伝え、あなたにマッチする職を紹介してもらえるようにエージェントにはしっかり情報を伝えておくことがコツです。
ここで正直に話さないと、的はずれな求人を紹介されてしまうので、本音と建前は分けて話すようにしましょう。
step
3求人紹介は面談したエージェントすべてから受ける
あなたに合う転職エージェントかどうかを見分けるためにも、一旦は求人紹介は登録したすべての転職エージェントから受けましょう。
理由は、実際に利用していくかどうかは、面談での印象と紹介求人のマッチング度の両面で判断した方が良いからです。マッチング度が高ければ、最終的には良い転職になります。
step
41~2社に絞る
求人に応募するときは、信頼できる転職エージェントの1〜2社に絞りましょう。
求人紹介で良い転職先を探すには、エージェントは多いほうが効率が良いですが、実際に転職活動を進めるときには、使うエージェントが多いと連絡が煩雑になって非効率です。
使わないエージェントには「今後は連絡不要です」と一言メールを入れておけばOKです。
いくつかの転職エージェントから厳選して1〜2社に絞りましょう。
転職エージェントが合わない場合
転職エージェントを利用してみたけど、どうにも合わない。という場合は以下の3つを試してみてください。
基本的には転職エージェントを利用した方が転職は有利ですが、以下の方法でも転職を成功させることは可能です。
まずは3人と面談してみる
1社2社面談してみて微妙だった場合でも、諦めずに信頼出来るエージェントさんを探してみてください。最低でも3人。できれば5人とは面談してみてください。
5人話せば信頼できそうな担当者はたいてい見つかります。それでも見つからなかった場合は、そもそもあなたが転職エージェントに向かいない可能性もあります。
経験の浅い人は、大手よりも第二新卒向け転職エージェントがおすすめ
転職エージェントはビジネスで転職サポートを行っている以上、できるだけ転職しやすい人に時間を費やすのが一般的です。
経験が浅い方で、転職先候補が限られる場合、紹介される求人が少ないこともあるでしょう。
5人と面談してみてもう上手く信頼できるエージェントに会えない。そんなときは、経験の浅い方におすすめの転職エージェントを利用してください。
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転職サイトという選択肢もある
転職エージェントを上手く利用できない場合は転職サイトを利用してみましょう。
転職サイトは自分で応募して企業と直接連絡を取ることになり、サポートは入りませんが、求人数は多くあります。
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転職エージェントで失敗するパターン
筆者は転職ブログを運営しているため、よく転職の相談を受けますが、転職エージェントで失敗するケースにはパターンがあります。
このパターンに当てはまらなければ、転職エージェントを使って失敗することも少なくなりますので、ぜひ参考にしてください。
失敗パターン①エージェントに依存しすぎ
これは、エージェントに依存しすぎて、本来の希望と違う企業への転職に誘導されてしまうケース。、があります。
エージェントの提供する求人情報に限定されてしまったり、エージェントの提供する情報に偏りがある場合、転職エージェントの都合で紹介された企業への転職に流されてしまいがちです。
転職活動は自分自身が主体的に行うものであり、エージェントはそのサポート役であることを忘れず、自らも積極的に情報収集を行い、自分自身の希望に合った求人を見つけることが大切です。
失敗パターン②エージェントとのコミュニケーションが不十分
転職エージェントとのコミュニケーションが不十分であると、求人案件が思い通りに紹介されないことがあります。
これは、自分自身の希望や要望がエージェントに伝わっていないため、求人情報とのマッチングがうまくいかないことが原因です。
エージェントに希望や要望を伝える際には、具体的な条件や優先順位を明確に伝えたり、希望する職種や業界について、十分に理解しておくことも必要です。
また、エージェントとのコミュニケーションは一方的に情報を受け取るだけではなく、自分自身からもアクションを起こすと良いです。
例えば、自分自身でも求人情報を収集し、エージェントにその情報を提供することで、より自分自身に合った求人案件を紹介してもらえる可能性があります。
エージェントとのコミュニケーションを十分に行い、自分自身でも積極的に情報収集と情報提供を行うことで失敗を防げます。
失敗パターン③エージェントの言いなり
エージェントの意見やアドバイスの言いなりになってしまい、自分自身の意見や希望を主張しないのも失敗パターンの一つです。
これは、自分自身が転職活動に不慣れであったり、エージェントの専門知識や経験に対する信頼が高いため、自分自身で情報収集や判断を行うことが怖くなってしまう背景があります。
しかし、自分自身の希望や要望を伝えずにエージェントに完全に任せてしまうと、自分自身が納得いく転職活動ができない可能性があります。
また、エージェントが紹介する求人案件に対して自分自身が納得いかない場合には、仕事に不満やストレスを感じることになり、転職活動自体が失敗に終わってしまう可能性があります。
自分自身が望む転職条件や職場環境を明確にし、エージェントのアドバイスを参考にしながらも、自分自身の意見や希望をはっきりと主張することが重要です。
転職エージェントのよくあるQ&A
転職エージェントに登録するとどのようなメリットがありますか?
転職エージェントに登録すると、求人案件の情報収集や面接対策、条件交渉などのサポートが受けられます。また、エージェントが持つ企業との人脈を利用することで、非公開求人の情報も得ることができる場合があります。
転職エージェントに登録するためには、どのような手続きが必要ですか?
転職エージェントの登録ページから登録フォームに必要事項を入力すれば登録は完了です。
転職エージェントを複数利用することはできますか?
転職エージェントを複数利用することは可能です。ただし、同じ求人案件を複数のエージェントに紹介される場合はどれか一つのエージェントからの応募とする必要があります。
転職エージェントに依頼する際、どのような情報を伝える必要がありますか?
転職エージェントに依頼する際には、自分自身のスキルや経験、希望する職種や業界などの情報を詳しく伝える必要があります。また、希望する就業条件や転職の理由なども伝えておくと、より適切な求人案件を紹介してもらえる可能性が高くなります。
転職エージェントに依頼した場合、転職活動の期間はどのくらいかかるのでしょうか?
転職活動の期間は、個人差や求人状況などによって異なります。ただし、転職エージェントに依頼することで、求人案件を効率的に収集できるため、自力で転職活動を行う場合よりも比較的短期間で転職が決まる場合が多いです。
まとめ|転職エージェントの賢い使い方
転職エージェントの賢い使い方のポイントは、「信頼できるエージェントを見つけること」です。
筆者自身も転職の際には、複数のエージェントと面談して、一番信頼できるエージェントに絞って転職活動を行っています。
転職エージェントで失敗したくない方はこの記事を参考にして、転職エージェントと転職活動を始めてみてください。
転職エージェントを使い倒してきっと良い転職ができるはずです。
\ コチラも参考に /
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- 不動産デベロッパー建築部門チーフ
- 3回の転職経験(元施工管理所長)
- 一級建築士・一級建築施工・宅建士・既存住宅状況調査士ほか
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有料職業紹介(許可番号:13-ユ-316606)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社ゼネラルリンクキャリアが運営しています。
よこてん
この記事のライター