目次
転職エージェントからの内定連絡はどのように来ますか?連絡や手続きに不備がないようにしておきたいです。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 内定時の連絡の来かた
- 連絡がないときの対処法
- 内定連絡後の注意点
- 内定連絡後の流れ
内定の連絡は、最終面接からおよそ1週間程度でメール・電話で連絡があることがほとんどです。
しかし、内定を獲得したあとも、連絡の仕方には注意が必要です。
内定後の失敗で後悔をすることもあるので、流れや注意点については事前に把握しておきましょう。
この記事を最後まで読めば、内定連絡後にやるべきことがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- 転職活動中
- 内定連絡待ち
転職エージェントの内定連絡はこう来る
選考をすべて終えると、「うまくいったかな」と不安や心配な気持ちになりますよね。
またそれと同時に、内定連絡がいつどんな形で届くのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
特に、転職エージェントを利用している方は、内定連絡がいつ・どのように届くのかを知っておくことは、内定連絡時の失敗を防ぐためにも重要です。
そこでまずは、内定連絡の届き方について、紹介していきます。
メールや電話で連絡がある
内定連絡の主な手段はメールと電話です。
一般的に、転職エージェントを利用している場合には、転職エージェントを介して内定連絡が届きます。
メールだけ・電話だけで伝えられる場合があるので、見逃さないようにしましょう。
確実に伝えるために、メールと電話の両方で伝えられる場合もあります。
まずは連絡をいただいたことの感謝を伝えるようにしましょう。
合否の連絡は1週間程度かかる
内定連絡は、最終面接から1週間程度で届くことが多いです。
内定連絡に1週間ほどかかるのは、企業側に採否について社内の承認を取るといった時間が必要だからです。
例えば、採用担当者レベルで合格とした理由を上席者へ説明し、社内決済を取ってから連絡をするなどのケースです。
不安や心配でいっぱいな1週間かもしれませんが、良い報せを祈りながら待ちましょう。
合否の連絡が遅くなることもある
内定連絡が遅くなることもあります。
なぜなら、人気のある企業などは大勢の応募者を審査しなければならないからです。
例えば、関係部署の意見を取りまとめて合否判定をするケースや最終決済者が不在で時間がかかるケースなどがあります。
そのため、企業によって連絡が遅くなってしまうことがあるのです。
また、転職エージェントを利用している場合は、直接企業へ応募した場合より時間がかかる傾向にあります。
内定通知後の注意点
内定通知が届くと、肩の荷がひとまず下りて一安心ですが、実は内定連絡後にも注意が必要です。
特に転職エージェントを利用している場合は注意すべき点があります。
転職エージェントのサポートを受けながら、円滑に入社手続きを進めるためにも、以下の3つの注意点を覚えておきましょう。
回答の期限は必ず守る
企業からの期限はを必ず守るようにしましょう。
内定連絡をもらった後には、内定を承諾するか辞退するかの回答を伝えなければなりません。
期限を過ぎてからの回答は企業側に失礼ですし、悪い印象を与えてしまいます。
多くの場合、回答期限は1週間程度に定められていますが、企業によっては回答期限を定めていないところもあります。
企業側はいち早く回答を確認したいため、回答が決まっていれば回答期限にかかわらず、なるべく早く回答するよう心がけましょう。
企業と直接の連絡はしない
転職エージェントを利用している場合、内定連絡後でも企業と直接連絡することは避けましょう。
これは求職者、転職エージェント、企業間での連絡トラブルを防ぐ目的です。
例えば、企業に直接連絡をしてしまうと、転職エージェントには企業に直接連絡した内容が伝わらず、入社書類の行き違いなどが起こるケースもあります。
そのため、入社するまでは転職エージェントを経由して連絡するようにしましょう。
ただし、転職エージェントや企業の承諾を得たうえでの書類のやり取りは可能です。
どうしても回答期日を延ばして欲しいときは転職エージェントにお願いする
他社も選考に進んでいるなどの理由で期日内に判断できないという場合は、転職エージェントに回答期限の延長交渉をしてもらうようお願いしましょう。
転職エージェントは内定者の気持ちを理解したうえで、上手に企業側に交渉してくれます。
ただし、回答期限の延長をお願いしたからと言って必ず希望通りになるとは限らないことは理解しておきましょう。
複数の転職エージェントを利用した場合の内定連絡
転職エージェントを利用している方の中には、複数の転職エージェントからサポートを受けている方も多いのではないでしょうか。
複数の転職エージェントを利用している場合は、内定連絡後の対応に注意が必要です。
以下では、複数の転職エージェントを利用している場合の内定連絡の注意点を3つのパターンに分けて紹介しています。
転職エージェントや企業に迷惑をかけないために必ず確認しておきましょう。
1.一つの転職エージェントから内定連絡が来た場合
1つの転職エージェントから出た内定を承諾する場合は、他の転職エージェントにも内定が出たことを伝えましょう。
そのときには、転職のサポートを停止したい旨も同時に伝えましょう。
もし伝えなければ、求人紹介のメールや電話がきつづけてしまい、対応する手間が増えてしまいます。
他の転職エージェントへの連絡は早めに行った方が良いでしょう。
メール例文
○○エージェント ○○様
いつもお世話になっております、○○です。
大変申し上げにくいのですが、この度貴社の他に利用しておりました転職エージェントを経由して内定を頂いたので、メールにて退会の連絡をさせていただきました。
転職期間中、貴社にはお世話になったのにもかかわらず、他社での転職になり大変申し訳ございません。
○○様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
今後また、転職活動をする際には、またお力添えを頂けると嬉しいです。
署名
2.複数の企業から内定連絡が来た場合
複数の企業から内定連絡をもらった場合でも、全ての転職エージェントに連絡する必要があります。
どの企業の内定を承諾するか迷っている場合、まずは内定を保留したい旨をそれぞれの担当のエージェントに伝えましょう。
そして、内定を承諾する企業を決めたら、担当のエージェントに連絡し、入社手続きを進めます。
利用している他の転職エージェントには内定や選考を辞退すると伝え、同時に転職のサポートを停止したいということも必ず伝えましょう。
複数の転職エージェントを利用している場合、どの企業をどのエージェントが担当しているのか間違わないように十分に注意しましょう。
メール例文①
○○エージェント ○○様
いつもお世話になっております、○○です。
株式会社Aでの内定を頂き大変嬉しいのですが、内定の承諾については○○まで保留していただくことは可能でしょうか?
理由は、同時期に応募しておりました株式会社Bでも内定を頂いたためです。
お手数をお掛けしますが、何卒宜しくお願いいたします。
メール例文②
○○エージェント ○○様
いつもお世話になっております、○○です。
株式会社Aでの内定につきまして、大変心苦しいのですが、内定を辞退させていただきたく存じます。
理由は、同時期に応募しておりました株式会社Bでの労働条件が、より希望に合っていたためです。
○○様には多くのサポートをして頂いたにもかかわらず、内定を辞退することになり大変申し訳ありません。
また転職のサポートも以降は停止いただきたく存じます。
株式会社Aの採用担当者様へは内定辞退のご連絡をお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
署名
3.志望度の低い企業から内定連絡が来た場合
複数の転職エージェントを利用している場合、志望度の低い企業からも内定連絡が来ます。
その場合も、なるべく早く転職エージェントに連絡する必要があります。
辞退するか悩む場合は、志望度の低い企業を担当する転職エージェントには、内定を保留する旨を伝えましょう。
志望度の高い企業を担当する転職エージェントに対しては、選考を早める相談をするのがおすすめです。
なぜなら、内定の回答期日までは、内定をキープしつつ志望度が高い企業の採用選考を進めていけるからです。
志望度の低い企業だからと言って、すぐに内定を辞退したり、回答期限を過ぎてから連絡したりしないように、常に慎重に行動しましょう。
メール例文
○○エージェント ○○様
いつもお世話になっております、○○です。
株式会社Aでの内定につきまして、内定の回答を○○まで検討させていただくことは可能でしょうか?
理由は、現在選考に進んでおります株式会社Bの合否結果により判断したいためです。
合わせて、株式会社Bの選考を○○まで早めていただくことは可能でしょうか?
お手数をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。
署名
転職エージェントへの断りの連絡についてはこちらも参考に。
内定の連絡が来ない場合の対処法
最終面接が終わったのに内定連絡が来ないと、とても不安になるものです。
1週間待っても連絡が来なければ、転職エージェントに問い合わせてみましょう。
企業側の何らかの事情や今後の流れについての適切なアドバイスをくれます。
特に、複数の企業の選考を受けている場合、その内定連絡が他の企業の選考に影響を与えるかもしれないので、内定連絡がいつ届くのかを把握することはとても大切です。
そのため、選考に入る前や最終面接前に内定連絡がどのくらいで届くのかを聞いておくのもおすすめです。
内定が決まってから入社までの流れ
内定をもらったあとも、入社までには労働条件の確認や退職手続きなど、重要な手続きが多くあります。
内定後の流れ、注意点をしっかりと押さえ、手続きをスムーズに進められるよう準備しましょう。
内定通知を受けたあとは、以下の流れで手続きを進めていきます。
- 内定通知書と労働条件通知書を確認
- 内定の承諾・辞退
- 退職手続き
- 雇用契約と入社手続き
※③・④は、同時進行となります。
「転職エージェントの内定後に失敗しないで!~流れと注意点を解説~」の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
まとめ
転職は、人生の重要なターニングポイントです。
転職エージェントは転職活動の全てをサポートしてくれますが、対応を間違えてしまうことで思わぬトラブルを発生させる可能性があります。
トラブルや手違いを未然に防ぐために、この記事で紹介した注意点を意識しながら転職活動を頑張りましょう。
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この記事のライター
- 転職3回(元職人・元ゼネコン所長)
- 建設・不動産業界でキャリア13年目
- 一級建築士・一級建築施工管理・宅建士ほか
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よこ
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